草の根レベルの目標:(4)市民としての領域でとるべき行動
正常に機能している民主主義においては、人々はその利益や、彼らの国の国益や全人類の利益を誠実に代弁してくれる政治的リーダーを推薦し、選出することができる。われわれが選んだ代表者は、変化が必要な場合には、その目的と方策を伝えるべく政府と話し合うことができる。われわれの代表はとりわけ以下のことを政府に要請することができる。
・意志決定における平等性に関心を向けること。
・責任あるコミュニティ(共同体)のプロジェクトを支援すること。
・自然資源や金融資源の配分における持続可能性に関する基準を守ること。
・代替エネルギー利用と関連する資源節約、リサイクル技術を推奨、促進するため、企業と緊密に連携すること。
・すべての人々が許容しうるコストでエネルギーや水、土地を確実に利用できるようにすること。
・公共輸送システムの改善を質・量ともに進めること。
・代替医療法やその実践に対して公共医療システムを開放すること。
・生態系のバランスや自然環境保全地域を保護するとともに、人間と自然のふれあいを進めること。
・放棄された地域の再生に資金を投入し、インセンティブを提供すること。
・新たな建築物の認可の際には持続可能性、エネルギー効率、資源効率に関する厳格な基準を採用すること。
・その国のあらゆる文化や下位文化(サブカルチャー)に基づいて変化するライフスタイル、消費パターン、価値、期待を考慮すること。
・公正の精神において他の国や政府との関係を大切にし、永続的な互いの利益のための協調を進めること。